2010年12月27日

BEST DISC番外編

現在、夕焼けあんたいとるど。の方ではBEST DISC2010を開催中です。こちらも年内に更新が終わるはずだったんですがね…はは。

さて、ここではその番外編としてBEST SONGでもやろうかと思ったんですが、どれがシングルで出たのか分からない上に300枚以上の部屋に散乱してる今年の作品を1からあたっていくのもアレなので、今年印象深かった曲を5曲振り返りますね。
 
 
Written In Reverse / Spoon

今年一番耳が喜んだアルバムで一番好きな曲。とにかく一音一音の鳴りがかっこよすぎるぜ。
 
 
Excuses / The Morning Benders

アルバムver.よりこのセッションの方がいいんじゃないのかな…。素敵。
 

Clay Stones / We are the world

プレゼントの話でも出てきましたけども。いや、俺にはアートはわかんね…こえーよ…。
 
 
Girls FM / Happy Birthday

今年1番のキラーチューンは間違いなくこれ。完璧すぎる1曲。
 
 
Crave you Feat. Giselle / Flight Facilities

今年のベストビデオか。やたら扇情的。トラックももちろんいいですが。
 
 
さてさて。2010BEST DISCはどの作品が1位なんでしょうかねえ。

author:みかんぱ


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2010年10月25日

今日ですべてが報われる

2期のスタートということで、原点めいた話をしようと思う。

今でこそ「否定からのそれでも」だとか「連帯への憧憬」だとか、妙にきな臭いテーマで自分を縛って何事かをまき散らしている僕だって内省的な音楽に傾倒した時期もあるし、自意識をこじらせていた時期もあるごくごく普通の人間だ。自分が偉いな、と思うのはそこを「黒歴史」という言葉で蓋をするのではなく、一歩ひいた感覚で今もそれを楽しめるという点だ。思想と切り離したところでも娯楽を消費できるというか。限度はあるけど。まあそれはまた別の話か。

ティーンの頃からエターナルラヴが嫌いだった、永遠なんてないと思っていた、というのは件のエントリでも話したことだけれども、そんなモヤモヤを見事に打ち抜いてくれたのが『図鑑』に収録されていた「マーチ」だった。



「今は昨日じゃなくて 明日だということ 信じるだけなのさ」

このそっけないライン。今は過ぎ去るものではなく、眼前に迫ってくるものであるという感覚。これがもう長らく自分の中での「答え」として機能している。たぶん、死ぬまで変わらない。そう、死ぬのだ。「今」の連続は必ずや断ち切られる。いうなれば過ぎ去るものとして「今」が価値を帯びていくのは僕らが死んだ後ということだ。「思い出」は僕から切り離されて初めて輝く。僕自身に対して「思い出」なんてものは奇麗に機能しない。だからこそ、明確に果てがある、それでいて地続きなものとして「今」をとらえるのだ。

様々な音楽や作品を享受していく中で本当に膨大な量の音を浴びてきたけれども、発表から10年、結局根っこにあるものはずっとこれだった。もしかすると、海外の音楽ばかりに接近したのはこれが原因なのかもしれない。いつまでたっても更新されない共依存と内向きの世界が嫌でしょうがなかった。

ただ、今にして思えばそれすらも自分の中では観念でしかなかった。だからこそ「今日は昨日みたい? 明日は今日みたい? 大丈夫 大丈夫 楽しかったら大正解」に感動してコレとかコレとか書いちゃうわけで。日常回帰と青春の再構築。

僕が勝手に友人だと思っている青年の「10代なんてなかった」という発言に僕は最大級の共感を覚えているが、そういう意味では「愚かな10代」というものは僕にも実はあったのかもしれない。もっとまっすぐなベクトルでこじらせたかったが。ラウンドワン的10代とでもいうか。うわ伝わらねえ。


今、という瞬間にいきなり飛びこんでいくのは難しい。とすれば、恐らくは単位としては「今日」が適切なのだろうか。一つの答えがこの曲かもしれない。



現代だからこそ日常への回帰、連帯への憧憬として機能する。こういう音楽が必要なんじゃないのか。秋がなくなりつつある日々の中でそんなことを思う機会が増えてきた。

author:みかんぱ



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2010年09月21日

特集?「再始動」

停止に至る経緯

そもそも、再開するにあたっては「なぜ停止してしまったのか」を語る必要がある。
全ては編集長である僕の怠惰さに回収されるのだが…。

大きく分けて以下の2点。
@フヒヒ私生活がありませんでした
A「すき」という感情そのものにフォーカスした共通言語で断絶を越え、日常に回帰するという流れがあまりにも生まれなさすぎて嫌になった。

@に関してはセルフマネジメントのでき無さ加減があまりにもひどかった…言い訳のしようもございません。1年目はがむしゃらに働けとはよく言ったものだ。殺す気か。でも、その言説は正しい。

Aはもう本当にどうしようかと思うくらいに時代の空気がピクリともしなかった。しなかったように感じたというのが正しいか。別に僕にはかけらほどの影響力もないし、持ちたいとも思わないが、さすがにあそこまで現代に対する憎悪を抱きながら、そして、ごくごく普通でありきたりな願いによってそれは解放されるにも関わらず、光が見えないというのは相当にストレスフルだった。今思えば、Twitterをいったん離れたのもそこが一枚かんでいた気がする。


では、このタイミングでなぜ再開なのか。


「否定からのそれでも」の先にあった「連帯への憧憬」

第一の理由はやはり抱えたモヤモヤと焦燥感をレジュメできたというのが大きい。
http://d.hatena.ne.jp/mikanpa/20100914/1284481452

そしてここにきてようやく「日常」に回帰し、歪んだ潔癖感にノーを突きつける表現が増えてきたことが2つ目。

そして、3つ目はこの手からこぼれ落ちたものたちと向き合い、拾いあげていこう、この先の道のりで手にしていこうとようやく心から思えたこと。

欠落を認めるのは、辛かった。でも、認めてしまえばこっちのものだ。ずっと「日々は続く」と言い続けたのだから。

「今日は昨日みたい? 明日は今日みたい? 大丈夫 大丈夫 楽しかったら大正解」というラインに、それを生んだ作品に、日常に回帰しだした胎動に、断絶を越えていく方向に向かいだした表現に、ありがとう。

明日は、僕の背中をトドメに押してくれた編集部員のエントリをお送りする。視線を同じくする仲間の言葉だ。


「信頼」が傍らにある「日常」を模索する動きは、もしかするとこれが最後なのかもしれない。
がんばれ、僕。がんばろう、僕ら。全力で、笑顔になろう。



 

author:みかんぱ

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2010年01月22日

自分は飛べない鳥だなんて一度も思ったことがなかった

前回に引き続き、この10年を振り返る。
今回は2000年。いわゆる「ゼロ年代」の始まり。憂鬱な少年14歳。一生の友人を手にし、年上に恋をしながら同級生との恋愛ごっこに身を投じたあの年。
この年に人間・みかんぱの素地が出来上がったような気がしないでもない。
自分を形作る一つの要素である「まじめにふざける」ことの原流はこの年にあって、インターネットなんて代物にはまだまだ縁遠かった田舎の少年だった彼は、お手製ラジオ番組をカセットテープ(!)に録音し、放送するというDIYな遊びに身を投じ、周囲を巻き込み居場所を作っていった。
そこに「居場所はつくるものだ」思想の原点があることは間違いないだろう。しかし、それは自然発生的に生じたのではなく、それを激しく後押ししたものがそこにはあった。


新時代の到来を機に、社会的な共通規範の概念はいよいよ崩壊し、翌年以降、明確にポップミュージックの世界にもその影響が表れ始めるわけだが、この年はその最後のあがきともいえる、狂乱の時代にさよならを告げるかのようなビッグバラードの気持ち悪いヒットが多々あったわけだ。
そこでもともとラジオ少年だった彼は徐々にコミットできなくなりつつあった世界から逃亡するように、スピーカーの向こう側へと耳をそばだてた。
だが、当然のようにそこにも自分の聴きたい音楽や聴きたい話はなかった。だから、自分で居場所を作ったのだ。

海の向こうでは、名もなき少年にささげられた孤高の世界が広がっていたが、彼はまだゆずに共感していた。彼らの『トビラ』はその後の名作へと繋がる非常に意味のある作品だったと思っている。
そして、『図鑑』が出たのがこの年。結果的にロキノンを代表とするメディアの洗礼を受けることなく育った彼が即座に共振することはなかったが、少年は、年が明けてすぐにそのバンドが作り出した一生の名曲と出会うことになる。
そして、そのあらゆる感情がごちゃまぜになることへの憧憬を手にした彼はロックの復権を声高に宣言する連中にフラストレーションのはけ口を求めるようになり、いよいよ文字通り世界との対面を果たす。
人間としての素地が出来上がり、いよいよ長い時間をかけて嗜好の変化を遂げていくことになる、幸福な音楽との旅がスタートするのである。
 
飛べない鳥 / ゆず


次回は2001年。

author:みかんぱ


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2009年12月20日

おやすみだよごめんね

磨き抜かれたマイルドな味わいと上品な香りをお楽しみいただくためにお休みです。
 
posted by 編集部 at 23:00| Comment(0) | あの1枚、この1節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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